豪雨・水害の対策その1「心構え」
豪雨・水害の対策
豪雨、台風、洪水、津波など、自然現象にともなう水の災害を水害と呼びます。
自然現象を人間がコントロールすることは難しく、国や自治体の対策もすぐに進むとは限りません。年々増え続ける水害に対しては、自分や家族は自分で守ることを基本にしましょう。
豪雨・水害に必要な対策
1、心構え 編
2、防災会議 編
3、必要なもの 編
4、その他の対策 編
豪雨・水害の対策その1「心構え」
「大丈夫だろう」という思い込みを捨てる
水害による人身への被害の原因で最も多いものは、「ここには水害はないだろう」「雨は大したことないようだから、大丈夫だろう」「少し止むのを待ってから避難しよう」など、思い込みによる避難遅れだと言われています。
川が離れているように思っても、堤防決壊が起きれば広範囲に洪水が起きたり、下水道からの逆流で道路に水が溢れることもあります。また、雨が少量に見えても、河川の上流では大雨なら、数時間後には下流での増水が起こります。そのスピードは想像以上で、被害にあった多くの人が「こんなに早く水が増えるとは思わなかった」と口にしています。雨が止んでから避難するつもりが、あっという間に水かさが増え、移動が困難になったり、ドアがあかなくなることもあります。
「ここは大丈夫」「まだ大丈夫」という思い込みが被害につながります。逃げ遅れて救助される側に回ることは、救助隊や他の人への迷惑にもなります。きちんと事前の情報を収集し、まさかの時は起こり得ると意識して備えましょう。
必要な決めごとや用品はあらかじめ備えておく
危険を感じていても、幼児や高齢の方、足の悪い家族やペットがいる場合、避難に躊躇して逃げ遅れた事例も数多く見られます。また、事前の意思疎通が十分でなくて、家族に避難を拒まれたり、避難行動のすれ違いでいたずらに時間を使い、被害を拡大することもあります。
いざ避難と決めた場合でも、外出している家族または自宅にいる家族と連絡が取れない、大雨の中で足の悪い家族の移動方法がない、どこに逃げればいいのか分からない、近道と思ったルートが水没していたなど、これまでの水害では様々な事例が報告されています。
これらの多くが、事前に必要なことを調べ、話し合い、用意しておくことで解決できます。自然はコントロールできなくても、自分たちの行動はコントロールできます。人命が失われた後では取り返しがつきませんので、自分たちで用意すべきことは最大限に備えておきましょう。
豪雨・水害の対策
-
-
対策その2「豪雨・水害の防災会議」
「豪雨・水害の防災会議」へ家族、オフィスで事前に防災会議をおこないましょう。必要な情報と対策用品の準備、そして行動を共にする方々との意思疎通のために、防災会議は大変重要です。
-
-